佐賀銀行(坂井秀明頭取)は、2年以上利用がない普通預金口座などから年間1200円(税抜き)の管理手数料を取り始める。10月1日以降に新たに開設された口座が対象で、既存口座には適用しない。口座の転売など、不正利用による被害を防ぐ。

 入出金が2年以上なく、残高が1万円未満の総合口座と普通預金口座が対象で、口座振替で手数料を引き落とす。残高が手数料に満たない場合は、自動解約の対象とする。坂井頭取は「マネーロンダリング(資金洗浄)を防ぐためにもこういう手段を導入しておくことは必要。できることから始める」と語る。

 同行業務管理サポート部によると、10年以上入出金がない「休眠預金」は2019年度に約3万件に上った。マイナス金利で金融を取り巻く環境が厳しさを増す一方、銀行は通帳を発行すれば、1口座当たり年200円の印紙税を負担するなど、コスト面の課題も抱えている。

 既存口座は開設時の約款に記載がないことから対象になっていない。坂井頭取は「口座管理手数料について、今後議論になるかもしれないという思いはある」と述べた。

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