松浦鉄道への支援金交付を決めた沿線自治体の連絡協議会=佐世保市役所

 佐賀県と伊万里市、西松浦郡有田町が出資する第三セクター松浦鉄道(本社・佐世保市)の自治体連絡協議会は27日、定期総会を開き、新型コロナウイルスの影響で経営が厳しくなっている同社を補助金で支援する方針を決めた。現在の運行を維持するため、運賃収入の落ち込みを補うことなどを検討している。

 同社によると、コロナの影響を受けた3~6月は乗客数が前年同期比35%、運賃収入は34%減少した。本年度の運賃収入は前年度比で27%減少すると予測。2021、22年度の運賃収入が新型コロナの感染拡大前に近い水準まで回復すると仮定しても、22年度には負債が資産を上回る債務超過に陥る可能性がある。

 協議会は佐賀、長崎の両県を含む八つの沿線自治体で構成している。支援の内容はこれから詰めていくが、本年度の運賃収入予測が前年度比でマイナス約1億7600万円になり、これを新型コロナの影響による減収分と見なして各自治体で協力して補う。事務局の佐世保市は「減便など交通サービスの低下を招かないための支援」としている。

 現時点では単年度の支援になり、各自治体は必要予算を議会に諮る。伊万里市は国のコロナ対策に関する臨時交付金を財源に約1747万円の支出を予定し、7月の臨時議会で可決されている。

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