佐賀県の山口祥義知事に、被災地支援について報告する吉澤武彦代表理事(右)=県庁

 被災者らに無料で車を貸し出す一般社団法人「日本カーシェアリング協会」の吉澤武彦代表理事が27日、佐賀県庁を訪れ、山口祥義知事に武雄市にある支部の活動を報告した。7月豪雨では、支部から熊本県などの被災地へ車両を届けたことを説明し「東日本大震災の時の恩返しとして、九州でも活動を広げていく」と話した。

 同協会は宮城県石巻市に本部があり、2011年の東日本大震災の際、無償で車を貸し出す支援を始めた。災害が多い九州に拠点を設けようと今年6月、武雄市に初の支部を開設した。

 7月豪雨では、支部から熊本県人吉市などの被災者に約50台を貸し出している。吉澤さんは「以前は宮城から九州まで車を運ぶのに、時間もお金もかかった。今は、いち早く駆けつけられるようになった」と支部開設の意義を語った。

 被災地からは計180件の申し込みがあり、車が不足する現状も報告した。

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