鳥栖-C大阪 後半6分、先制ゴールを決める鳥栖FW石井快征=鳥栖市の駅前不動産スタジアム

鳥栖-C大阪 後半6分、ゴールを決め喜ぶ鳥栖FW石井快征(中央)=鳥栖市の駅前不動産スタジアム

 リーグ戦初先発の若武者が期待に応えた。鳥栖は20歳のFW石井がクロスからの折り返しを冷静にゴールにたたき込み、今季初めて先制点を奪った。石井にとってはJ1リーグ初ゴール。初勝利はまたもお預けとなったが、育成型にかじを切ったチームにとって、若手が成長を示したことは、連戦が続く中で大きなプラス要素になった。

 前節は途中出場し、ポストプレーでMF原川のゴールをアシストした。この日はFW豊田と2トップを組んで、前線からプレスをかけてゴールチャンスをうかがった。

 昨季リーグ最少失点(25点)の堅守を誇るC大阪のゴールをこじ開けられないまま迎えた後半6分。DF森下のスルーパスに反応したMF原川のクロスがファーサイドに流れると、MF小屋松がゴール正面でノーマークだった石井に折り返した。

 「トモくん(小屋松)がボールをくれたので、冷静に打つだけだった。当てるのは難しいと思ったけど、ゴールに入ればと(シュートを)打った」と石井。ダイレクトで左足を振り抜き、鮮やかにネットを揺らした。

 ユース時代から石井を指導してきた金明輝(キン・ミョンヒ)監督は「長く見ているので、どれくらいできるかは誰よりも知っているつもり。いいゴールだった」と評価する一方、「逆に取れるところで取れなかったのは残念」と課題も指摘した。

 石井自身も「点を取る以外は何もなかった」と厳しく受け止める。「連続したプレスや前向きでボールを受け取るプレーなど、(自分の)一番の武器を見せたい」。次戦での「勝ち点3」につながる活躍を誓った。

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