調査で見つけた絶滅危惧種などを展示する高志館高の環境クラブの部員たち=佐賀市の同校

高志館高の環境クラブの調査で見つけた絶滅危惧種の淡水魚などが入った水槽

 佐賀にも絶滅危惧種指定の生き物が潜んでいる―。佐賀市の高志館高(大坪正幸校長)の環境クラブが市内の河川や用水路で見つけた絶滅危惧種の淡水魚「ニッポンバラタナゴ」などを同校の玄関先に展示している。

 同クラブは今年2月、県児童生徒ふるさと学習コンクールで現地調査の結果を発表し、高校生の部で最優秀賞に輝いた。研究をさらに深めようと、4月以降は月に1度、佐賀市内の河川や用水路を調べた。絶滅危惧IA類のニッポンバラタナゴのほか、IB類のカゼトゲタナゴ、アリアケスジシマドジョウなど希少な淡水魚が生息していることが分かった。

 淡水魚に詳しい同校の中原正登指導教諭は「20年前に比べると、生息する生き物の数はかなり減っている」と話す一方、「これほどいろんな種類の絶滅危惧指定の生き物がいるのは全国的にも珍しいと思う」と指摘する。発見した生き物は農業用につくられた水辺などに多く、3年の村岡興一部長(17)は「生き物と農業の関連を調べ、環境保全の方法を考えたい」と話している。

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