鍋島家の名宝が一堂に集う企画展を観覧する顕彰会メンバー=佐賀市の徴古館

 佐賀藩主・鍋島家の事績に光を当てる「佐賀鍋島伝承遺産顕彰会」(松尾哲吾会長)が22日、佐賀市松原の徴古館で開催中の企画展「佐賀県唯一の国宝と鍋島家の名宝展」を観覧した。数々の貴重な資料を目の当たりにし、文化遺産を守り継ぐ意義を再認識した。

 同会は昨年、県内の若手経営者らを中心に発足。鍋島家ゆかりの資料を地域の財産として次代へ守り継ぐため、資料を所蔵する「鍋島報效(ほうこう)会」への寄付などを行う。

 顕彰会メンバーは、県内唯一の国宝で、平安貴族が愛した宮廷歌謡の楽譜の写本「催馬楽譜(さいばらふ)」をはじめ、国や県から重要文化財指定を受けた逸品が並ぶ企画展を観覧し、普段は非公開の収蔵庫も見学。徴古館の富田紘次主任学芸員の説明に熱心に耳を傾け、今後の資料活用などについても意見を交わした。

 顕彰会の代表世話人を務める佐賀新聞社の中尾清一郎社長は「とりわけ明治以降の侯爵家のコレクションは豪華で目を引く。地域の文化遺産として保存、伝承へ支援充実を図っていきたい」と今後を見据えた。 

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