地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」の計画撤回についてオンラインを通じて情報を共有した市民ら=佐賀市川副町の南川副公民館

 地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」や自衛隊輸送機オスプレイの配備計画などに反対している国内の市民団体によるオンラインシンポジウムが25日、佐賀市川副町をはじめ秋田県や山口県など複数の地域を結んで開かれた。イージス・アショアの計画撤回に至る市民団体の取り組みや、佐賀空港へのオスプレイ配備計画の現状について意見が交わされた。

 オンラインシンポジウムは、イージス・アショアの配備計画に疑問を持った山口県の大学教授らの呼びかけで実現。県内からは「佐賀オスプレイ反対住民の会」の古賀初次会長がパネリストとして参加した。

 山口県と秋田県に計画されていたイージス・アショアの配備撤回について、山口県の大学関係者は「国に度重なる安全性の調査を問いかけた結果、基地の真上に発射すれば迎撃ミサイルのブースターが演習場内に落下するという防衛省の説明が机上の空論であることが証明された」と報告。秋田県の市民団体関係者は「地元紙などメディアとの関係を大切に、一人でも多く市民の理解を得るよう心がけた」と強調した。

 佐賀空港へのオスプレイ配備について、古賀会長は「自衛隊との空港共用を禁じた公害防止協定を取り交わしながら、佐賀県にとって不合理性はないとするのはおかしい」と主張した。

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