陸上男子5000メートル決勝 先頭争いを繰り広げる鳥栖工の園田勢(左)=佐賀市のSAGAサンライズパーク陸上競技場

 ○…伝統校の主将が貫禄を見せた。鳥栖工駅伝部の園田勢(3年)が、男子5000メートルを14分22秒42で制し、前日の1500メートルに続いて中長距離種目2冠を達成した。

 雨のため2時間遅れで始まった決勝。気温も上がり、コンディションは悪かったが、園田ら鳥栖工勢が序盤からレースを引っ張った。3000メートルを過ぎたあたりで、園田と間瀬田純平(2年)の一騎打ちに。「後輩には絶対負けられない」。残り600メートルで園田がロングスパートをかけて突き放し、7秒差をつけてゴールした。

 1年生の頃からけがに苦しみ、昨年の全国都道府県対抗駅伝も膝を痛めて出場を逃した。ただ、けがをしても腐らず、練習に真面目に取り組む姿勢などが評価され、主将に抜てきされた。

 新型コロナウイルスで休校中も、1日約25キロの走り込みを怠らなかった。「一気に追い抜くスピードはないけど、後半にも粘れる持久力がついた」と言い、7月初旬の県陸上選手権では、実業団選手を抑えて5000メートル14分07秒64の大会新で優勝した。

 「きょうは後輩に抜かれなくてほっとした」と話す園田。温和な性格で、後輩にも慕われる主将は「冬までには5000メートル13分台で走れるよう、みっちり練習したい」と背中でチームを引っ張っている。

 

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