確認された新規感染について説明する佐賀県の大川内直人健康福祉部長(左)=24日午後、佐賀県庁

 新型コロナウイルスへの感染が確認された唐津市の20代女性2人が、同市内の別々の高齢者福祉施設に勤務していたことを受け、佐賀県は24日、両施設の入所者と職員計117人にPCR検査を実施した結果、全員陰性だったと発表した。重症化リスクが高い高齢者への感染がなかったことが分かり、施設や行政関係者は「不安な1日だったが、とりあえず安心。陰性と聞くまで生きた心地がしなかった」と安堵した。

 県は23日から24日にかけ、両施設の入所者67人、職員50人にPCR検査を実施した。24日時点で症状を訴えている人もいない。

 両施設とも関係機関とのやり取りや入所者家族への連絡などに追われながら検査結果を待った。施設関係者の1人は「マスク着用、手指のアルコール消毒、手すりや家具などの消毒を徹底したのが良かったのかも」と話した。施設には「お宅か」と問い詰めるような電話もあったという。

 唐津市も職員が、市民からの電話対応やホームページ更新、災害メール送信などの業務に当たっていた。全員陰性の結果に堀田信保健福祉部長は「とりあえず良かった」とほっとした表情を見せながらも、「感染防止のため、高齢者施設を中心に引き続き注意喚起を呼び掛けていく」と話した。

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