佐賀県は24日、前日に新型コロナウイルスへの感染が確認された多久市の20代の男子大学生の接触者を検査した結果、いずれも20代男性で友人関係にある多久市の2人と小城市の2人の計4人の感染を新たに確認したと発表した。5人は同じ場所に集まっていたわけではないが、県は「友人らによるクラスター(感染者集団)が発生したと捉えている」との見方を示した。

 県によると、県外の大学に通う男子学生以外の4人は県内で勤務する会社員。友人5人のうち4人は11、18日、福岡市の同じクラブで会食した。県は発症日からみて18日の会食で感染した可能性が高いとみて、福岡市に連絡した。5人のうち1人は19日に男子学生宅に泊まっており、その際に感染したとみている。

 5人のうち4人は21~22日に発症し、発熱や倦怠感を訴えている。1人は無症状。それぞれの家族や職場の30人以上に対し、ウイルス検査を実施する。

 また、県は18日の福岡市での会食で、唐津市の20代女性5人が感染したクラスターに絡み、この中の1人と19日に福岡市内で2~3時間、屋外でマスクを着用せずに会話していた唐津市と福岡市のいずれも20代男性の2人の感染を新たに確認したと発表した。

 このほか、23日に福岡市で陽性が確認された10代女性が県内居住だったとして、県内の医療機関に入院したことを明らかにした。都道府県別の感染者数は、検査した県でカウントするため、福岡県での発生として扱われるが、佐賀県は今後、濃厚接触者がいないか調べる。

 県内での感染確認は5日連続。24日に新たに確認された6人を加え、延べ63人となった。77日ぶりに新規感染者を確認した7月20日以降の感染者16人のうち、20代が14人で87・5%を占める。大川内直人健康福祉部長は「ほとんどが20代で全て福岡との関連で発生している。活発に活動する中で感染が広がっており、危機感を持っている。マスクを着用し、食事の時も感染防止を意識してほしい」と呼び掛けた。

 県は、職員の感染が確認された唐津市内2カ所の高齢者福祉施設に関し、利用者と職員計117人を検査した結果、全員陰性だったことを明らかにした。

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