出陣式を終えて退場する2年生。1年生から拍手で激励を受けた=多久市の佐賀県立産業技術学院

 佐賀県多久市の佐賀県立産業技術学院で21日、本格化する就職活動に向けた出陣式が開かれ、来春修了予定の2年生46人が健闘を誓い合った。学院生の就職率は現行の5学科制になった2012年度以降、8年連続で100%を達成しているが、新型コロナウイルス感染症の影響で新規採用に慎重な県内企業もみられる。池田積(つもる)学院長は「企業の動向をいち早く把握し、万全の体制でサポートする」と述べた。

 電気システム、自動車工学などの各学科で専門技術を学ぶ男性34人、女性4人が式に臨んだ。2年生を代表して機械技術科の藤田大智さん(21)=佐賀市=が「次代を担う技術者を目指し、就職戦線を勝ち抜く」と決意表明し、1年生46人から激励を受けた。

 昨年度までは堅調な雇用情勢を背景に、修了生の多くが第1希望の企業に就職した。本年度も既に内定を得た学院生もいるが、新型コロナによる経済活動の停滞で、企業からの求人件数は6月末時点で前年同期に比べて2割程度減っているという。池田学院長は「人手不足が続く業種を除き、自動車の部品メーカーなどで採用を抑制する動きもみられる。確かな技術の習得で即戦力になれるよう、学院生をバックアップしていきたい」と話した。

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