トビイロウンカの成虫(佐賀県提供)

 佐賀県は22日、水稲の害虫トビイロウンカとコブノメイガが県内で多発する恐れがあるとして、「病害虫発生予察注意報」を発表した。対象は早植えと普通期の水稲で、発生状況に応じた薬剤散布を生産者に呼び掛けている。

 県農業技術防除センターによると、注意報はトビイロウンカは2年連続、コブノメイガは25年ぶり。いずれも発表時期は過去30年で最も早い。

 トビイロウンカとコブノメイガは梅雨期の気流に乗り、中国大陸から飛来してくる。トビイロウンカは今年6月1日~7月20日の定点での捕獲数が過去10年で最も多かった。コブノメイガによる7月15~20日の食害株率は平年や前年を上回っている。

 センターは秋の収穫時期を見据え、飛来したトビイロウンカなどの世代別の発生予測を作成してウェブサイトに掲載し、薬剤防除の目安になるふ化のピーク時を示している。「圃場をしっかりと観察した上で防除のタイミングを判断してほしい」と促している。

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