新型コロナウイルスの影響で延期された東京五輪の開幕まで、23日で1年になる。佐賀県内で事前合宿を予定していた5カ国について、県は当初の予定を約1年後にずらして実施する意向を確認しており、選手団を受け入れる体制を整え始めている。

 県スポーツ課によると来年7月上旬から、佐賀、唐津、嬉野の3市で、タイ、フィンランド、オランダ、セルビア、ニュージーランドの最大18競技の選手団が最終調整に臨む。県は3月に延期が決まった直後から「来年、ぜひ合宿をしてほしい」と伝え、5カ国とも実施する意向を示した。来夏にSAGAサンライズパーク陸上競技場のスタンド工事が行われる予定で、一部施設が使用できないなど、受け入れの状況が変化することも説明したという。

 県は準備を進める一方、新型コロナウイルスの感染が続いており、「事前合宿を大々的に告知しにくい状況」と苦慮する。五輪開催が不透明な中、佐賀市はJR佐賀駅などへのポスター掲出を取りやめた。

 それでも、機運醸成を図る取り組みが進む。嬉野市は4月以降、市内の小中学生が「日本で待ってます」などの応援メッセージを書いた手紙を、オランダの空手道の選手に送っている。佐賀市は合宿予定のタイなどの料理を、9月以降に小中学校の給食で提供する予定。3人制バスケットボールで金メダル候補のセルビア代表を迎える唐津市も「来ることを前提に準備を進めている」としている。

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