勤務していたJAさがで、顧客の共済契約を無断で解約し、返金名目で現金をだまし取ったとして、有印私文書偽造・同行使と詐欺の罪に問われ、一審佐賀地裁で懲役2年10月の判決を受けた派遣社員の被告(37)=鳥栖市山浦町=の控訴審初公判が22日、福岡高裁(鬼澤友直裁判長)で開かれた。検察側は控訴棄却を求め、即日結審した。判決は9月9日に言い渡される。

 被告人質問で被告は、6月中旬から運送会社で働き始めたとし、「どこまで返済できるかは不透明だが、できる限り人生の中で返済していきたい」と述べた。弁護側は一審判決の量刑見直しを求めた。

 一審判決などによると、被告はJAさがの鳥栖市内の支所に勤務していた2015~17年、市内の女性顧客3人の口座を無断で開設。解約申込書などを偽造して各顧客名義の長期共済契約を解約し、現金計約4070万円をだまし取ったとしている。

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