豪雨で下流に流れ着いた流木を引き揚げる漁業者ら=佐賀市川副町

 佐賀県有明海漁協は22日、九州各地で川の氾濫などの被害をもたらした豪雨の影響で有明海に漂着しているごみの撤去作業を実施した。14支所の組合員や家族ら約1350人が参加し、流木やヨシなどを次々と陸に引き揚げた。

 有明海沿岸の各地では漁船に乗り込んだ漁業者らが海面に浮いているヨシをすくい上げ、流木をロープで結んで港まで引っ張った。陸上にはクレーンを用意し、流木などをつり上げた。

 筑後川に面した佐賀市川副町の戸ケ里漁港内の三軒屋地区では、大託間支所の漁業者ら約150人が午前6時ごろから作業した。川にはペットボトルなどのごみも多く流れ着いたため、前日も清掃した。漁業者は「もう毎年の作業」と疲れをにじませ、深川辰已支所長は「3年前の九州北部豪雨と比べて流木は少ないが、ヨシくずやペットボトルは多い。漁業者だけでは限界がある」と話した。

 漁協によると、漂着ごみの量は九州北部豪雨の時より少なく、昨年8月の豪雨より多いとみている。「ノリ漁期に入るまでまだ時間がある。一つでもごみを減らすために、必要であればもう一度清掃を実施することも検討したい」としている。

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