消防団で使っていた消防用車両を改造、整備した巡回バス=神埼市脊振町の高取山公園の山頂

 神埼市は、23日から高取山公園(脊振町)内で消防用車両を改修した巡回バスを運行させる。高取山の麓と山頂を結ぶリフト(片道175メートル)の故障で、来園者は歩いて山頂の展望台に登っていたが、バスの登場で楽に利用できるようになる。見た目は消防車そのもので、変わりダネの巡回バスとして新たな名物になりそうだ。

 市内の消防団で使っていた車両2台を再利用。市内の整備工場2社が協力し、1号車は座席に元の車両のシートを利活用し、2号車は木製のベンチで木の温かみが感じられる作りになっている。2台とも8人乗り。色は「子どもにとって消防車の色は特別で憧れ」という意見もあり、赤のままにした。県消防協会の許可を得て、車両前部の消防団のマークを残している。

 18・7ヘクタールの敷地内をおおよそ30分おきに巡回。麓、花見台、草スキー場、山頂の4カ所の乗降所を結んで周遊する。土日と祝祭日、夏休み期間中の午前10時から午後4時まで、すべり台と巡回バスの共通フリーパス(小学生以上1人300円)で利用できる。雨天時は運行しない。

 新型コロナウイルス感染症対策のため、席は一つ空けて乗車となる。フリーパスは園内の「わんぱく館」か同バスで購入できる。

 神埼市建設課は「景色も良いし、夏は昆虫採集や草スキーも人気。楽しんでほしい」としている。

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