カブトガニの幼生を放流する牧島小6年生=伊万里市の多々良海岸

 国内有数のカブトガニの繁殖地として知られる伊万里市牧島地区の多々良海岸で20日、幼生の放流が行われた。地元の小学生や高校生らが卵から大事に育てた約1600匹を海に放ち、「大きくなって戻ってきてね」と願った。

 幼生は、保護活動に取り組む伊万里高理化・生物部が昨年夏に卵を採取してふ化させ、牧島小と住民グループ「牧島のカブトガニとホタルを育てる会」と手分けして育てた。

 カブトガニは毎年夏に産卵に訪れ、今年は5日につがいを確認している。放流の参加者は卵を踏まないよう注意して潮が引いた干潟まで行き、体長1センチほどの幼生を放った。すぐに泥の中に潜った幼生が成体になって戻ってくるのは、およそ13年後になるという。

 牧島小6年の犬塚将志(ひとし)さんは「海で生きていくのは大変だけど、頑張って成長してほしい」と話した。

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