佐賀県内の畜産関係者を対象にした研修会が20日、佐賀市で開かれた。県畜産試験場が、牛の毛根の遺伝子情報から産肉能力を調べる「ゲノミック評価」の2019年度の成果をまとめ、平均値を上回ったことなどを報告した。

 県は18年度からゲノミック評価に取り組んでいる。試験場家畜育種研究担当の山口博之係長が「生まれてすぐの子牛でも評価ができるのが一番の利点。後代数が少なく、従来の育種価の算出に比べると、やや信頼度は下がる」とゲノミック評価の特徴を紹介した。評価値が平均値のゼロを上回ると、良質な産肉が見込める点を踏まえ、19年度に評価した501頭の平均は3・52だったと説明した。

 また、新たに県産種雄牛に認定された「照茂栄(てるしげさかえ)」の評価値は5・97だったとし、普及している種雄牛を上回ったことも報告された。

 研修会は県や農業団体などでつくる推進委員会が主催し、畜産農家や農業団体職員ら110人が出席した。県内各地域の農業改良普及センターの職員も登壇し、新規就農者の受け入れや育成の取り組みなどを紹介した。

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