鳥栖市が県内市町で初めて作成した市勢要覧の点訳版(右)とCDに収録した音訳版(中央)

 佐賀県鳥栖市は、4年ぶりに内容を刷新した「2020鳥栖市勢要覧」の点訳版と音訳版を作成した。県内市町で初めての取り組みで、市報の点訳、音訳を請け負っている市内のグループがボランティアで協力して実現した。市の担当者は「より多くの皆さんに鳥栖市の魅力を再発見してもらえれば」と話す。

 視覚障害者らにとって、ホームページ上の情報は読み上げ機能を使えば音声で得られるが、印刷物については難しいため、翻訳版の発行に取り組んだ。点訳版はB5判78ページで、「点訳ボランティアひまわり」(夏井恵子代表)が作成。音訳版は写真も音声で説明するなど全ページを対象にCDに録音、内容は約1時間28分に及ぶ。「朗読ボランティアすみれ」(西川澄子代表)が作成した。

 点訳・音訳版は市役所1階や市立図書館(同市布津原町)で利用でき、希望者には配布している。

 新しい市勢要覧は市の現況を分かりやすく伝える工夫を随所に施した。データ編では、人口密度や製造品出荷額が県内1位、鳥栖からの通勤者が多い自治体は久留米市、福岡市、佐賀市の順に多いなどの特徴を紹介している。

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