電子黒板を通して致遠館中の嘉村直樹校長の話を聞く生徒たち=佐賀市の同校

終業式で、校長室からカメラに向けて講話する林嘉英校長=鳥栖市古野町の県立香楠中

 佐賀市の県立致遠館中(嘉村直樹校長、357人)と鳥栖市の県立香楠中(林嘉英校長、360人)で20日、県内の小中学校でトップを切って1学期の終業式があった。新型コロナの感染防止のため生徒が教室で校長の講話を聞くリモート形式での実施となり、長期休校や大会・行事の中止など“特別ずくめ”の1学期にひと区切りをつけた。

 致遠館中は事前に収録した映像を流した。嘉村校長は「例年とは違っていろんなことがあったが、将来を見据え、今やるべきことを考えて自分磨きにまい進しよう」と呼び掛けた。生徒会長の枝吉瑚斉さん(15)は「気持ちのコントロールが難しい1学期だった。あいさつ運動などを続けて活気をつくっていきたい」と前を向いた。

 香楠中は校長室から中継し、林校長は「昨年を基準に考えると不満なことも多いと思うが、この時代を経験できることをチャンスととらえ、多くのことを学ぼう」と講話した。生徒会長の横尾翼さん(15)は「戸惑うことも多かったが、無事に過ごせてほっとした」と話し、「9月の体育祭・文化祭も特別な形になるだろうが、良いものにできるよう夏休みを使って準備したい」と話した。

 両校は休校中の学習を補てんするため、終業式翌日の21日から授業日を設け、夏休みは8月1日から致遠館中が16日まで、香楠中が17日まで。

 県教委によると、県内のその他の小中学校では、多くが31日に終業式が行われるという。

このエントリーをはてなブックマークに追加