「海辺の女の子」(ワイド四切、提供写真)

「交差点」(ワイド六切、提供写真)

店内に並んだ作品と、右から立石覚さん、香月隆一郎さん、香月彩華さん=佐賀市本庄町のライフサイズグリン

 佐賀市のアーティスト立石覚(さとる)さん(37)が、同市のカフェで写真展を開いている。それぞれの人生で脇役であり、主役でもある人々の姿を写した22点が壁を埋める。

 「きらりと光る脇役」を示す映画用語「カメオロール」をテーマに、佐賀を含め大阪や岡山など全国各地で撮影したモノクロ写真で構成。カフェでさざめく人々のそれぞれの人生に思いをはせ、同店の1周年を記念して開いた。

 「海辺の女の子」は、唐津市浜玉町の浜崎海岸を歩く少女のシルエットに物寂しさが漂う。大阪・梅田の横断歩道を行き交う群衆を俯瞰ふかんした「交差点」は、セピア色の色彩が時代感覚を狂わせる。

 同店の香月彩華店長(31)宅の記録写真も並べる。記録写真は香月さんの夫・隆一郎さん(36)の実家をリノベーションする前に立石さんが写した。明治期に建てられた住居とそこで暮らした家族の記憶を残す。

 立石さんは「きらりと光る瞬間が、どの人の人生にもある。作品を入れる額はメダルの色を意識した金銀銅でペイントした」と話す。

 ▼佐賀市本庄町のライフサイズグリンで31日まで。日曜定休。

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