ボクシング・ライトウェルター級決勝 相手の動きを冷静に読んで攻める高志館の宮原悠瑠(右)=佐賀市のSAGAサンライズパーク総合体育館ボクシング場

ボクシング・ライトウェルター級 サブセコンドとして双子の兄・宮原悠瑠(左)をサポートした弟の紳瑠=佐賀市のSAGAサンライズパーク総合体育館ボクシング場

 高校3年間の集大成を笑顔で飾った。SSP杯ボクシング・ライトウェルター級は、高志館3年の宮原悠瑠が優勝した。双子の弟・紳瑠=同校3年、ライト級=は同じ階級に対戦相手がいなかったため、この日はサブセコンドとして悠瑠をサポートした。悠瑠は「2人だから乗り越えられた。3年間に悔いはない」と胸を張った。

 結果よりも内容を重視して臨んだ一戦の相手は、同じ高校の1年生。1、2ラウンドは相手の出方を見極めながら試合を進め、3ラウンド目に力を発揮した。「クリーンヒットをもらわず、相手に当てることを意識した」と悠瑠。言葉通り、相手のパンチをよけながら的確にポイントを奪い、1分47秒、レフェリーストップで勝利を収めた。

 父親の影響で、兄弟そろって小学3年生からボクシングを始めた。互いに手の内を熟知しており、「実戦練習でも本気でやり合える相手。いいライバル」と紳瑠。悠瑠が高校1年時の全国総体で8強入りすれば、紳瑠も負けじと2年生だった昨年の茨城国体で準優勝。切磋琢磨(せっさたくま)しながら高め合ってきた。

 1月の九州新人大会でそろって優勝。さらなる飛躍の年になるはずだったが、新型コロナウイルスの影響で全国選抜、全国総体が相次いで中止になり、国体も年内実施はなくなった。高校卒業後は同じ大学に進んで競技を続ける予定で、上の舞台で悔しさを晴らす。

 「リーグ戦で上位を目指す」(悠瑠)。「全日本で優勝したい」(紳瑠)。“双子ボクサー”はそれぞれに躍進を誓う。

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