鳥栖-名古屋 後半41分、鳥栖DFエドゥアルド(左から3人目)が混戦の中でネットを揺らすも、オフサイドで得点ならず=愛知県の豊田スタジアム(撮影・鶴澤弘樹)

 今節も長いトンネルを抜けることはできなかった。鳥栖は6本のシュートを放ったものの、またもゴールが遠かった。0-1で敗れ、これで開幕からリーグ戦5試合連続の無得点。焦りがいら立ちにつながったのか、後半には不用意な警告を受けて退場者も出した。金明輝(キン・ミョンヒ)監督は「チームとしてのもろさが出た」と厳しく受け止めた。

 「チャンスもあったし、前半は自分たちのサッカーができた」。MF松岡は振り返る。鳥栖はボールを保持しながら攻撃を組み立てた。普段は中盤の底で守備的な役割を担う松岡自身も、積極的に攻撃参加。U-19日本代表合宿からチームに合流したばかりの疲れを感じさせなかった。

 だが、この日も自分たちの時間帯を生かせず、流れを手放した。後半の立ち上がりに今季初先発のMF安庸佑(アン・ヨンウ)が決定的なシュートを放ったが、ポストに嫌われた。逆に、選手交代で攻撃を活性化させた名古屋にペースを握られ失点。試合終盤は、1人少ない状況で猛攻を見せたが、及ばなかった。主導権を失った要因について、金監督は「基本的な技術のミス。(自分たちの)攻撃の回数を1回減らして、相手が増えてしまう場面がいくつかあった」と課題を挙げた。

 「(ゴールへの)意欲にはあふれている。ネガティブ要素はない。勝つために役割を全うするだけ」。松岡は気持ちを切り替えて前を向く。だが、週2試合の連戦が続く今季は、課題をじっくり修正する時間はない。試合をこなしながらチームを成熟させていけるか、若いイレブンの力が問われている。

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