ギャラリーをリニューアルした「晩香窯庄健」の庄村健さん(右)と息子の久喜さん=有田町赤絵町

囲いを設けて美術館の雰囲気を醸し出したコーナー=有田町の晩香窯庄健

 明治期に赤絵屋として創業し今に続く有田焼窯元「晩香窯庄健」(有田町)のギャラリーが、リニューアルオープンした。現代の焼き物づくりに合わせ、モダンな空間に改装。庄村健さん(71)、久喜さん(45)親子の作品や食器がそれぞれ映えるよう、照明を工夫した。8月には窯元としての製品も並ぶ予定という。

 国の伝統的建造物群保存地区にあり、江戸末期に作られた建物の雰囲気とも調和させるため、白い壁や濃淡2色の木などを使用した。

 食器などの器のほか、美術品、ショーウインドーの3コーナーを設けた。照明は天候や日照時間に応じて、光量を調節する。

 食器類は、ダイニングテーブルのようなL字型のテーブルと、壁の棚に配置。テーブルは、天井の暖色系の明かりで食事のシーンをイメージできるようにした。美術品コーナーは、四角に囲った展示台が四つ。美術館の雰囲気を出すため、暖色系のスポットライトと、蛍光色のLEDライトをアクリル板を通してやんわりと当てた。ショーウインドーは、自然光で作品を楽しむことができる。

 親子の作家作品だけでなく、窯の製品も作ってほしいと望む声があり、8月中にギャラリー限定で展示を始める。同時期にオンラインの環境も整え、販売するという。「用の美として喜ばれるクオリティーがありながら、比較的リーズナブルなものを作りたい」(久喜さん)と準備を進めている。

 

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