運転士の補助で副島愛佳さんがバスを降りる様子を見守る佐賀女子短大の学生ら=佐賀市

 車いす利用者がバスに乗るときの周囲の補助について学ぶ教室が17日、佐賀市であった。実際に車いすを使ってバスに乗降する場面を再現し、参加した佐賀女子短大の学生29人がサポート法や注意点などを学んだ。

 障害のある人への理解や外出の促進を目指す「○○な障がい者の会」(内田勝也会長)が取り組んだ。佐賀市交通局の協力を受け、ノンステップバスを使って行った。

 学生たちは、車いす利用者がバスに乗ろうとするときの声掛けのタイミングや、どういった点に気をつけて移動をサポートするかなどについて学んだ。学生自身も車いすで乗降を体験。車いすでのバス利用数について質問し、市交通局の担当者は「2019年度は1カ月あたり255件、年間3060件で1日8件程度の利用」と答えた。

 車いすを利用する当事者として学生の前で乗降を再現した副島愛佳さん(23)=伊万里市=は今回初めてノンステップバスに乗った。副島さんは「感動したのは、バスの中で車いすが固定してあり、体の揺れがほとんどなかったこと。車いすを利用する地元の友人にも伝えたい」と話した。

 内田会長(30)は「副島さんは『どうやってバスに乗るか』や『サポートがあるか』を不安に感じていた。教室を通じ、当事者にも情報発信したい」と語った。

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