神埼郡吉野ヶ里町内のコミュニティーバスを運行する西鉄バス佐賀(佐賀市)が、9月末で撤退することが17日、分かった。10月からは、現在も一部路線を運行している吉野ヶ里観光タクシー(吉野ヶ里町)が、路線や便数を変えずに運行する。

 同日開かれた町議会の全員協議会で報告した。吉野ヶ里町のコミュニティーバスは、町内を巡回する1路線と通勤通学の時間帯だけ運行する3路線の計4路線があり、西鉄バス佐賀と吉野ヶ里観光タクシーが事業委託を受けている。

 町財政協働課によると、西鉄バスとは毎年4月に協定書と覚書を交わし、今年も来年3月末までの運行を委託していた。ただ、新型コロナウイルスの影響で西鉄バスの人手不足が深刻化したことから、9月末で撤退するとの打診があり、7月初旬の公共交通会議で撤退を承認した。

 一方、西鉄バスは三養基郡基山町でも来年9月までの3年契約で、コミュニティーバスを運行している。同町定住促進課は「乗務員不足であることは昨年から相談があっていたが、撤退の話は一切聞いていない」と述べ、町内での運行について「少なくとも来年までは、今までと変わらない」と話している。

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