大富牧場の牛乳の特性を生かして作ったプリンを手にする大富藍子さん=三養基郡みやき町

牧場プリン3。時間が経つと味が変わるのが特徴

 三養基郡みやき町にある大富牧場の大富藍子さん(40)が作るプリンが人気だ。牧場で搾る牛乳の自然な味わいを生かし、日にちを経ると味が熟成するのが特徴だ。

 大富牧場には、乳牛のホルスタイン約90頭と肉用牛190頭がいる。前職はアパレル関係で、11年前に結婚して牧場の仕事に携わることになった大富さんは、自分でもできることをと加工品の販売を思い立った。

 ただ、プリンが形になるまで3年かかった。素材をさまざまに組み合わせたが、思い通りにならず「一時は夢にまでプリンが出てきて、うなされた」という。

 完成した「牧場3プリン」の材料は牧場の牛乳、佐賀の卵、奄美諸島のきび砂糖の3種類だけ。低温で殺菌した自然な牛乳を生かしており、賞味期限が長く、日を追って味が変化する。最初は切れのある味だが、徐々に濃厚になり、7日目にはバターのようになる。

 プリンは1個(100グラム入り)で378円と高めだが、「自分へのご褒美」としてリピーターが多く幅広い層に人気。2018年に販売を開始、今ではネットも含め、年間2万個以上を売り上げている。

 畑違いの分野から農業に飛び込んだ大富さんは「1次産業は何にでも派生するので、いろんなやりたいことができる。魅力的な産業と思う」と話している。

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