SUPを体験する海上保安官たち=唐津市二夕子

SUPについての説明を受ける海上保安官たち=唐津市二夕子

救助訓練で、SUPに乗って漂流した要救助者に声を掛ける海上保安官たち=唐津市二夕子

 海での水難事故が増える夏のレジャーシーズンを前に、唐津海上保安部が17日、パドルを使ってこぐサーフィン「スタンドアップパドルボード」(SUP=サップ)の遭難者救助訓練を行った。近年、人気となっているマリンスポーツの特性を知るため、外部講師による講義の後、海上保安官自らがSUPを体験。海上でパドルをこぎながら、事故時にどう対応すればいいのかを確認していた。

 同保安部によると、管内でのSUPの遭難事案は2018年度から現在まで5件発生しており、いずれも自力で帰って来られなくなる「帰還不能」だった。今回、初めてSUPを対象にした訓練を企画した。

 訓練は、パドルが流されて漂流し、衰弱した男性を救助する想定で実施。保安官2人が泳いで男性に近づき、声を掛けながら巡視艇まで誘導し、クレーンなどを使って引き上げた。

 講義では、市内のアウトドアガイド、古川陽進さん(42)がSUPの特徴やボードの種類などについて解説。初めて乗る保安官も多く、バランスを取るのに苦労しながら、特性を確かめた。警備救難課の野部泰平さん(23)は「楽しい反面、バランスが取れない分怖かった。救命胴衣などの安全確保をしっかりして海に出てほしい」と呼び掛けた。

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