オンライン商談会で香蘭社の歴史について紹介する深川祐次社長(左)=西松浦郡有田町の香蘭社本店

 新型コロナウイルスの影響が続く中、ビジネスチャンスを見いだそうと、有田焼などを中南米や南米に売り込むオンライン商談会が17日、香蘭社(西松浦郡有田町、深川祐次社長)を皮切りに始まった。メキシコのバイヤーやブラジルなどの高級レストラン関係者らを映像でつなぎ、会社の歴史や商品の魅力をアピールしている。

 商談会は、ジェトロ佐賀とジェトロメキシコが橋渡しした。主に日本の食材を扱うメキシコのバイヤー、TOYO Foods(トヨフーズ)は、コロナ禍で取引先の飲食店が休業し、需要が減少。このため、飲食店の営業再開に向けた準備として食器を紹介し、商機を見いだそうとした。ジェトロの募集に応じた有田町と伊万里市の4社が参加している。

 香蘭社の商談会には、6カ国のレストラン関係者ら56人がオンラインで参加した。香蘭社本店で同社の歴史を紹介した後、東京オフィスの海外事業担当者が、あらかじめ示されていた金額に沿う焼き物を提案。続いて、バイヤーと同社で商談を行った。同社の浦山昇常務(57)は「まずは香蘭社の知名度を上げたい。国内需要が先細る中、オンラインも活用しながら販路を広げられれば」と話していた。

 商談は31日まで。久保田稔製陶所、伊万里陶苑、金照堂も行う。

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