壁一面に貼られた作品群の一部=佐賀市松原のギャラリーシルクロ

 写真家・ズルズルオさん=佐賀市=が初個展を開いている。街を歩いていて出合った「声なきもの」にレンズを向け、モノクロで写し出した作品を並べる。

 会場で目に付くのは、街角にたたずむ地蔵や猫、交通標識などを写した作品群。約100枚が壁一面に貼られている。ズルズルオさんが「街を何気なく歩いているとき、何か小さな気配を感じた」瞬間にシャッターを切ったという。

 ほかに、波立つ水路や夏の猛暑でしおれたヒマワリなどを写した作品も印象的だ。

 ズルズルオさんは約10年前、独学で写真を始めた。福岡県在住の写真家・セルゲイ草柳さんの路上生活者の姿を和紙に焼きつけた作品との出合いをきっかけに草柳さんと交流。これまでに写真集も2冊出版しており「草柳さんの後押しのおかげで、ここまでこられた」と感謝する。

 ズルズルオさんは「テーマを持って撮った写真ではないけれど、気軽に見ていただけたら」と話す。

 ▼佐賀市松原のギャラリーシルクロで19日まで。問い合わせは同ギャラリー、050(1438)0501。

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