風力発電事業実施想定区域

 唐津市七山と福岡県糸島市にまたがる脊振山系で、大和エネルギー(本社・大阪府)が風力発電事業を進めている。発電機8~10基を設置し、最大3万2千キロワットの出力を見込む。2026年の運転開始を目指している。

 15日に県環境影響評価審査会(会長・穴井謙福岡大工学部教授、15人)が佐賀県庁であり、同社が事業概要を説明した。計画では、約522ヘクタールを事業区域として想定している。採用する発電機の高さは羽根を含めて約159メートルで、出力は1基当たり3200~4200キロワット。環境影響評価(アセスメント)を経て24年の着工を予定している。

 事業区域には佐賀と福岡の県立公園が含まれ、委員が「自然が豊かで普通なら避ける場所」と指摘した。同社の担当者は「両県と協議して設置の検討をしていきたい」と話した。委員からは資材運搬で道を拡幅する際の植物への影響や、事業区域の地盤の強度などへの懸念も上がった。

 県は委員や県内の関係自治体の意見を7月末まで募る。その後、10月上旬までに知事意見案をまとめ、経済産業省に提出する。

 計画の環境配慮書は同社のホームページや唐津市役所などで公開され、意見を8月11日まで受け付けている。

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