豪雨による被害状況を定例会見で説明した樋口久俊市長=鹿島市役所

 6日の豪雨で被害が大きかった鹿島市と藤津郡太良町で、住宅など150棟以上が浸水被害に遭ったことが、両市町の15日までのまとめで分かった。このうち床上浸水は26棟で報告された。市町は、罹災(りさい)証明の発行に着手し、現地での被害確認の作業を進めている。

 鹿島市では床上6棟、床下51棟で浸水した。これに加えて門前商店街で約20棟が床下浸水し、倉庫なども合わせると100棟超になる見通し。家屋の倒壊は1棟、半壊1棟、一部損壊が5棟。

 鹿島市の樋口久俊市長は15日の定例会見で「(農地や市道を含め)これまでにないほど広範囲にわたってさまざまな被害が出ている。対応をどうするか、担当の部署を中心に緊急的に検討している」と述べた。

 太良町では住宅の床上浸水が20棟、床下浸水が69棟に上った。町が設置した中山観測所の雨量計では、6日午後3時から1時間で94ミリの猛烈な雨を観測した。5日の降り始めから12日までの総雨量は1158ミリ。

 太良町の永淵孝幸町長は「生活道路の復旧に加え、崩れた箇所や用水路で土砂の除去を急ぎたい」とした上で「多良川があふれて被害が広がった。かさ上げなどの対策を要望していく」と話した。

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