観客を入れて開催された鳥栖-広島。間隔を空けて座り、試合を見つめるサガン鳥栖サポーター=鳥栖市の駅前不動産スタジアム(撮影・山田宏一郎)

 鳥栖市の駅前不動産スタジアムで12日に開催されたサッカーJ1・サガン鳥栖のホームゲームでは、約4カ月半ぶりに観客の入場が認められた。2694人が来場し、マスクを着用して「3密」を避けるなど、新型コロナウイルス対策を講じた上で生のプロスポーツを観戦、戻りつつある日常を楽しんだ。

 政府がイベントの制限を緩和したことに伴い、観客の上限5千人、または会場収容率50%のうち少ない人数の入場が認められた。入場時には検温が義務づけられたほか、席が区切られていないゴール裏のスタンドは開放せず、1席以上間隔を空けての観戦になった。

 ホームゲームには毎回来ていたという福岡県筑紫野市の田中亜美香さん(20)は「サッカーが見られない週末はつまらなかった。豊田陽平選手の100ゴール目をリアルで見たい」と興奮気味。家族5人で訪れた鳥栖市の山之口稔隆さん(40)は「スタジアムに来ると、週末のわくわくした気持ちが戻ってきた。家族でも席を空けなければいけないが、しょうがない」と対策に理解を示した。

 この日の先発出場した豊田は試合後の取材に「まだまだリスクがある中で、来てくれた人には感謝している。サポーターに勝利を届けたかった」と話した。サガン鳥栖の次のホーム戦は22日に行われる。

このエントリーをはてなブックマークに追加