戦争を考える一人芝居「黒い雨」を上演する奈良岡朋子さん(提供写真)

 名優・奈良岡朋子さん(90)の一人芝居「黒い雨」が、23日14時から佐賀市天神のアバンセホールで上演される。広島の原爆投下を描いた井伏鱒二(1989~1993年)の同名小説を元に、戦後75年に寄せて「戦争とは何か」と考えさせる。

 同作は、奈良岡さんが2013年からライフワークとして全国各地で上演している。佐賀での上演は、15年以来5年ぶり。広島で被爆した家族の物語を通して、原爆の悲劇を描く。投下当時の様子や原爆症の悲惨さから、終戦後も人々を苦しめ続ける戦争の姿が浮かび上がる。

 奈良岡さんは1929年東京生まれ。50年に劇団民藝の設立に参加し、現在は代表を務める。舞台を中心に映画やテレビドラマなどで活躍し、2000年に勲四等旭日小綬章を受けた。

 演劇鑑賞団体の佐賀市民劇場がつくる実行委員会「2020年夏の会」と、劇団民藝が主催。新型コロナウイルスの感染防止対策で、会場を消毒して入場者数を限定する。入場者にはマスクの着用、検温と手指消毒、住所や名前の提出を求める。

 チケットは2千円で全席自由。問い合わせは佐賀市民劇場、電話0952(26)0791。

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