写真を拡大 2020年7月14日 佐賀新聞掲載広告
「より選んでもらえる店になるよう努力していきたい」と語る萬坊の太田順子社長=唐津市呼子町の萬坊

 新型コロナウイルスの緊急事態宣言が出ると話題に上った途端、がくんと客足が落ち、レストランは4月中旬から1カ月間休業しました。お客さまの気配が全くない店の姿に寂しい限りでした。行政が迅速に支援に動いていただき、何かしなくてはいけない、コロナ以前に戻ることはないので、会社も進化しなければいけないと思いました。

 外出に不安を感じる方もいる中、レストランに来てくださいと大きな声では言いにくい。ネット通販に勝負を懸けるべきと考え、売れる商品作りへ試行錯誤してサイトをリニューアルしました。「いか活き造りコースセット」など新商品も打ち出しました。

 レストランを再開し徐々に回復はしてきていますが、第2波への危惧もあります。おもてなしのスタイルを検討し、無人の受付機も置きました。お客さまとのコミュニケーションが希薄になるのではと懸念しましたが、運用してみると、お客さまも自分のペースで席を選んで、料理を注文されて、選択の幅が広がった印象を持っています。

 今回強く感じたことは、どんなに大変なときも、人はおいしい食べ物を求めているということです。元気になったり、癒やされたり。つらい2カ月間だったけれど、会社の進化、成長を実感できました。

 今後は団体旅行が減り、型通りのツアーではなく、個人がゆっくりと楽しむ観光になるでしょう。より選んでもらえる店になるよう努力していきたいと思います。

 

次回は21日付で丸田塾の丸田芳広塾長です。

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