大雨による土砂崩れで空き家と倉庫が全壊した現場=午前9時20分ごろ、嬉野市嬉野町下野

 佐賀県内は、6日からの大雨の影響で、地盤が緩んでいる地域を中心に土砂災害の危険性が高まっている。10日夕には、嬉野市嬉野町下野で土砂崩れが発生、空き家と倉庫が全壊した。佐賀地方気象台によると、12日明け方にかけて断続的に激しい雨が降ると予想しており、警戒を呼び掛けている。

 杵藤地区消防本部などによると、嬉野市の土砂崩れは10日午後6時ごろに発生。空き家の裏山の一部が高さ約50メートルから崩落し、幅約30メートルにわたって土砂が広がった。けが人はなかった。

 土砂が住宅の目の前まで迫った山下真由美さん(41)は「子どもとご飯を食べていたところだった。一瞬の出来事で恐怖を感じた。命があってよかった」と振り返った。

 佐賀地方気象台によると、9日午前2時の降り始めから11日午後6時までの総雨量は、嬉野で302・5ミリ、白石で189・5ミリだった。12日午後6時までに多いところで1時間に40ミリの激しい雨を見込む。日中は曇りになる見通し。

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