7月3~10日の72時間降水量が観測史上1位を更新した主な地点

 梅雨前線の影響による今回の豪雨で、3~10日に観測された72時間降水量の最大値が、熊本県など8県の計35地点で観測史上1位になったことが気象庁のまとめで10日分かった。強い雨が長く降り続けたことが被害を大きくしたことがうかがえる。4日、熊本、鹿児島両県に特別警報が発表されてから1週間。九州の死者は63人に。行方不明者の捜索や復旧作業が続く被災地では降り続く雨に警戒感が高まった。 

 西日本から東北の広い範囲で11日にかけて局地的に雷を伴った1時間に50~80ミリの非常に激しい雨が降りそうだ。これまで雨で災害のリスクが高まっており、気象庁は土砂災害、河川の増水・氾濫、浸水に厳重な警戒を呼び掛けている。

 8県は大分県と、4~8日に特別警報が出た熊本、鹿児島、福岡、佐賀、長崎、岐阜、長野の7県。大分の9地点が最多で、熊本の7地点、岐阜、福岡の各5地点、鹿児島の4地点、佐賀、長崎の各2地点、長野の1地点が続いた。8県には計214の観測点がある。

 降水量が最も多かったのは筑後川の氾濫で浸水被害が発生した大分県日田市の862・0ミリ。他に熊本県湯前町と鹿児島県鹿屋市が700ミリ、岐阜県下呂市と福岡県大牟田市で600ミリをそれぞれ超えた。30地点は降水量が7月の降水量の平年値を上回り、鹿屋市は2倍を超えた。35地点のうち4地点は平年値のデータがない。

 1時間降水量も岐阜、山口、長崎、熊本、宮崎、鹿児島各県の計11地点で観測史上1位の値を更新した。(共同)

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