佐賀県有明海漁協の西久保敏組合長との面談後、取材に応じた岩田和親防衛政務官=佐賀市の漁協本所

岩田和親防衛政務官との面談後、取材に応じた佐賀県有明海漁協の西久保敏新組合長=佐賀市の漁協本所

 佐賀空港への自衛隊輸送機オスプレイ配備計画を巡り、防衛省の岩田和親防衛政務官(衆院比例九州・佐賀市)は10日、佐賀市の佐賀県有明海漁協を訪れ、西久保敏組合長と初めて面談し、国防上の配備の重要性を訴えた。西久保氏は「漁協内で協議していく」と応じた。

 面談は、防衛省が6月末に新組合長に就任した西久保氏へのあいさつを兼ね、自衛隊との空港供用を否定した協定の当事者である漁協に対し、配備への理解を求めるため設定した。

 非公開の面談後、岩田氏は記者団から西久保氏の印象を問われ「(配備計画について)みんなで決めていくとの発言があり、リーダーシップを発揮して課題に向き合ってもらえるものと、大変頼もしく、力強く感じている」と述べた。

 同日から、陸上自衛隊木更津駐屯地(千葉県木更津市)へ「5年以内を目標」としたオスプレイの暫定配備が始まることに絡み、佐賀県内での協議の見通しをただされた岩田氏は「島しょ防衛の強化にオスプレイの配備が重要で、漁協にはできるだけ早く、精力的に議論してほしい」と述べるにとどめた。

 一方、西久保氏は配備計画の国防上の必要性について「改めて説明を受け、必要性は分かる」としつつ、「漁協内で協議しておらず何も言えない。協議していかないと、この話は進まない。どちらの方向にいくか全然分からないとしか今は言えない」と強調した。

 6日からの大雨で有明海に大量の流木やごみが漂着しており、西久保氏はこれらの撤去作業が漁協としての最優先課題であるとの認識を示した。

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