雨が強まり、傘をしっかりと持つ歩行者=10日午前10時40分、佐賀市のJR佐賀駅近く

 佐賀県内は10日、対馬海峡付近で停滞する梅雨前線に向かって温かく湿った空気が流れ込むため、大気の状態が非常に不安定になっている。県内の全20市町に大雨警報、武雄、鹿島、小城、嬉野、白石、太良の4市2町に避難勧告が引き続き出ており、佐賀地方気象台は土砂災害などに厳重に警戒するよう呼び掛けている。

 県教育委員会によると、10日午前11時現在、県立は全日制高校27校、定時制高校4校、中学校3校、特別支援学校8校が休校し、高校2校で始業時刻を繰り下げた。市町立の小中学校は、佐賀市や鳥栖市など13市町で休校したほか、嬉野市の小中学校が始業時刻を繰り下げた。

 県によると、鹿島市内の家屋1棟が半壊、床上浸水は6棟、床下浸水が67棟に拡大。午前7時半時点で4市2町の5万3620世帯14万3670人に避難勧告が出ている。避難所は全20市町の125カ所で開設され、251世帯365人が避難している。

 10日午前に開かれた県の災害警戒本部会議では、護岸が崩れるなどの県管理河川の被害が新たに5河川19カ所増え、計23河川50カ所になったと報告された。

 佐賀地方気象台では、これまでの大雨で地盤が緩んでいるとして、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒するよう呼び掛けている。10日から11日にかけて多いところで1時間に60ミリの非常に激しい雨が予想され、11日午前6時までの24時間雨量は250ミリに達するところもあるとしている。

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