熊本県へと派遣された日本赤十字佐賀県支部医療救護班のメンバー=唐津市和多田の唐津赤十字病院

 日本赤十字社佐賀県支部は8日、記録的豪雨で甚大な被害が出た熊本県南部の被災地に医療救護班を派遣した。唐津赤十字病院(唐津市)から医師や看護師ら7人が現地へ出発、避難所などで救護活動に従事する。派遣は11日まで。

 熊本県南部では、4日から断続的に大雨が続き、死者や行方不明者が出ているほか、多くの人が避難所に身を寄せている。県支部は、熊本県支部から救護班派遣の要請を受けていたが、7日に佐賀県内も大雨に見舞われ、県内での活動の可能性があったため8日朝まで状況を見極めた。被害が最小限に抑えられたと判断し、派遣を決めた。

 派遣されるのは医師1人、看護師3人、職員3人で、派遣先は被害の大きい人吉市。被災地の状況が把握できていないため、現地で担う役割は決まっていないが、主に避難所で救護活動を行う予定という。マスクや手袋、医療用ガウンなども持参し、新型コロナウイルス対策にも備える。

 唐津赤十字病院であった出発式では、県支部の川久保三起子事務局長や同院の志田原哲院長が「自らの安全を確保しつつ、被災地や被災者のために役立ってほしい」と激励。班長で医師の岩永幸子さん(33)は「まずは現状を把握し、安全を確保しながら活動をしたい」と意気込んだ。

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