唐津市近代図書館美術ホールで開かれている「図書館で見る海」展

熊川昭典「落日(漁村)」(1975年、油彩、50号)

楢崎重視「松と城(唐津追想)」(2016年、油彩、50号)

秋玲二「ヨットハーバーB(曳艇)」(1994年、油彩、80号)

武藤辰平「唐津風景」(1927年、油彩、)

内山孝「西の浜冬景」(1957年、油彩、15号)

熊川昭典さんの油彩「江之島遠望」(50号・1999年)

 唐津や佐賀ゆかりの画家6人が海をテーマにした「図書館で見る海」展が、唐津市新興町の市近代図書館美術ホールで開かれている。唐津の漁港を描いた熊川昭典(1930~2000年)の油彩をはじめ、市所蔵の12点を展示。個々の画風と多彩な海の風景が楽しめる。入場無料。21日まで(月曜休館)。

 熊川の「落日(漁村)」は唐津の漁港をイメージした。濃い黄色を基調に郷愁を誘う。最晩年の「江之島展望」は神奈川・江の島が舞台だが、どこか唐津の風景を思わせる。

 東京在住で浜玉町出身のベテラン2人の作品も展示。内山孝さん(98)の「西の浜冬景」や楢崎重視さん(92)の「松と城(唐津追想)」も故郷への思いが伝ってくる。

 武藤辰平(1894~1965年)は昭和初期の大島や鳥島を描き、牧原萬之助(1901~85年)は「七ツ釜」を雄壮に表した。秋玲二(1910~2006年)はヨットハーバーを題材に活気ある若者の姿を捉えている。

 同ホールで4カ月ぶりの展示となった。新型コロナ対策として出品数を絞り、展示間隔を空けている。

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