ウェブ会議システムを用いた技術相談のデモンストレーション=佐賀市鍋島町の県工業技術センター

 佐賀県工業技術センター(佐賀市)は、ウェブ会議システムを使った技術相談の対応を始めた。新型コロナウイルスの感染拡大を考慮し、接触機会を減らす狙い。遠隔地にある企業から相談が増えることも期待している。

 センターには各種計測機器があり、企業が手掛けた原材料や部品などについて、成分の分析や設計通りの寸法かどうかを計測する業務を担っている。電話やメールでは計測機器が対応しているか判断するのが難しく、従来は企業の担当者がセンターを訪問して利用に関する相談をしていた。

 しかし、新型コロナの感染防止で企業からの来所が減った。4、5月の2カ月間の相談件数は昨年度267件だったが、本年度は164件にとどまっているという。

 解決策の一つとして、ウェブ会議システム「スカイプ・ミート・ナウ」を用いた相談対応を新たに始めた。同センター研究企画課の田中徹課長は「ウェブカメラの映像を通して検査対応が可能かを見極められる。遠隔地の企業も距離を気にする必要がなくなるため、より気軽に相談してほしい」と話す。

 対応時間は平日午前8時半から午後5時15分で、相談は無料(各検査には別途費用が必要)。問い合わせは県工業技術センター、電話0952(30)9398。

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