被災地で行方不明者を探す消防隊員=5日、熊本県山江村(提供)

佐賀広域消防局の髙島直幸局長(手前)からねぎらいの言葉を受ける緊急消防援助隊の隊員=佐賀市の北部消防署

 熊本県南部で発生した豪雨の被災地で支援に当たった県内の消防本部の隊員ら56人が7日、活動を終えて佐賀に戻った。氾濫した球磨川流域で行方不明者の捜索や負傷者の搬送をし、3日間の活動を終えた。

 県内5消防本部の隊員らでつくる緊急消防援助隊は、4日に出発した。多数の人が犠牲になった球磨村の特別養護老人ホーム「千寿園」では救助するボートの撤収作業などを行い、球磨川支流の川では行方不明者を捜した。隊員たちは胴長やライフジャケットを着て、幅3メートル、深さ1メートルほどの川を3キロほど移動して捜索することもあったという。

 佐賀広域消防局から出動した17人が7日夕、活動を報告した。現場で総指揮をとった江下英樹県大隊長は「現場はまだ冠水した状態で、流れてきた土砂や木、転覆した車両も見られた。活動は足元が悪く、暑さもある中で体力が奪われる状況だったが、隊員からは『食事をとらないで活動を続けたい』という声もあった」と振り返った。

 緊急消防援助隊は当初、第2陣の出動を予定していたが、6日に県内の自治体に大雨特別警報が発表されたことを受け、消防庁が県内での活動を指示した。

このエントリーをはてなブックマークに追加