用水路があふれ、冠水した上峰町役場周辺の道路=2019年8月、上峰町坊所

 町の防災マップは2016年度に作成し、町内全戸に配布した。町内は比較的災害が少ない地域となっているが、筑後川の氾濫を想定した浸水予想を4段階に色分けして掲載しているほか、土石流の危険がある渓流や氾濫区域などを示して注意を呼び掛けている。

 土砂災害が心配されるのは町北部の鳥越地区や屋形原地区など。特に鎮西山周辺では小規模な土砂災害が発生し、道路が通行止めになったこともあった。土砂災害警戒情報を参考にしながら避難を呼び掛けたい。

 浸水予想では南部の江迎地区、前牟田地区の被害が懸念される。両地区は警報レベルの雨が降ると道路が冠水することも多く、早めの避難を呼び掛けている。現在、避難路となる町道のかさ上げ工事を行うなど対策を実施している。

 また防災マップは内水氾濫は想定しておらず、役場周辺など浸水想定地域でなくても冠水するケースがある。ため池2カ所の容量を増やす改修を進めており、完成すれば被害が大幅に減ると思われる。(町危機管理対策監・弥永正一さんに取材)

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