富永正樹さん

 小城市の富永正樹さん(71)は書道家で、そして天山ものづくり塾、三里まちづくり協議会、小城天山ライオンズクラブなどで多忙な毎日です。

 小城の生んだ高名な書道家、中林梧竹翁の直筆による文字と器の絵から「梧竹丼」を作られたと聞き、取材にうかがいました。

 111年前、三日月堂の落成記念にデザインされたもので、当時は残念ながら実現せず、幻の丼と言われていたものを佐賀大の田中右紀先生の協力で完成。白地にシンプルな筆が走った梧竹丼です。

 「言霊(ことだま)と言われ、大きな力を持っていた言葉が縮みなえている今、日本語本来の力を取り戻したい」「子どもたちに、お手本にない自由な発想で、楽しく筆をもって字を書いてほしい」「論語や千字文、そして童謡などの言葉が醸す美しい響きと豊かな情景を知ってほしい」「平安時代に漢字から平仮名が考案されたように大陸との縁にも心をはせよう」。心震えるお話ばかりでした。私も筆を執ってみたいと思いました。(地域リポーター・半田幸子=小城市)

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