かんきつ類などを取り扱っている「タラッタ」。新型コロナウイルスの影響でインターネット通販が増えている=藤津郡太良町(提供)

 新型コロナウイルスの影響で自宅で過ごす時間が増える中、インターネット通販の需要が高まっている。総務省によると、ネットショッピングの利用世帯(4月)は47・3%で、支出額は前年同月比5・9%の増。集客を模索する事業者も多く、販路拡大の手段としてあらためて注目を集めている。

 全国の新聞社でつくる通販サイト「47CLUB(クラブ)」で、かんきつ類や野菜などを取り扱う「タラッタ」(太良町)。4月の売り上げは前年同月比47%増、5月は同123%増と大きく伸びた。ジュースやタマネギ、ジャガイモなどの注文が増えており、喜多佐知子社長は「例年とは売れ方が異なり、生活に直結するものや貯蔵できるものがよく出ているのでは」と推し量る。

 鳥栖市のヨコオフーズが経営する「みつせ鶏本舗」は、系列店を含む店舗の来客数は2~5割減だが、オンラインショップの4、5月の売り上げは倍増した。弁当や夕食に使える商品をそろえたギフト商品の販売も始め、巣ごもり需要に着目している。担当者は「周知に課題はあるが、ニーズに合わせてネット販売にも注力していければ」と話す。

 47クラブの担当者は、「コロナ禍で販路を絶たれたり、集客に悩みを抱えたりする事業者は多い」と指摘した上で、「非常時に売り上げを伸ばせる販路として知ってもらいたい」と話している。

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