当て逃げ事故を起こした職員の処分について説明し、陳謝する伊東博巳副市長(右)=佐賀市役所

 佐賀市は7日、交通事故を起こしてけがをさせながら、事故を警察に申告しなかったとして、大和支所の男性職員(51)=同市大和町=を停職3カ月の懲戒処分にした。男性職員は「申し訳ないことをした」と7日付で依願退職した。退職金は全額支払われる。管理責任を問い、担当支所長ら4人を厳重注意処分とした。

 市役所で会見した伊東博巳副市長は「市民の信用を損なったことを心よりおわびしたい」と陳謝。男性職員は2014年にも道交法違反(酒気帯び運転)の疑いで逮捕、停職6カ月と降格の懲戒処分を受けており「市の指針では通常は停職1カ月だが、前回の件を加味し、総合的に考えて重い処分とした」と説明した。

 市人事課などによると、男性職員は6月12日に大和町川上の市道で乗用車を運転して中央線をはみ出し、対向の軽乗用車に衝突して40代男性の首に約1週間のけがを負わせた。事故を届けずに現場を一時離れ、同25日に自動車運転処罰法違反(過失運転致傷)と道交法違反(当て逃げ)で略式起訴されており、罰金30万円を納付している。

 市によると、男性職員は事故当初、相手の了解を取った上で携帯電話を自宅に取りに帰り、酒を飲んで約10分後に事故現場に戻ったという。「2度目の事故に動揺して飲んだ」と話しているという。

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