佐賀空港(佐賀市川副町)への旅客機の到着経路が有明海上空を通るルートに変更されたことを受け、着陸時に福岡県柳川市の上空を通る割合が今年4月、前年同月に比べて51・8ポイント減の2・6%に大幅に減少した。柳川市は「騒音の軽減につながっている」と評価している。

 従来は、熊本市上空から福岡県南西部を経由して佐賀空港に近づくルートだった。国土交通省航空局は、柳川市から昨年6月に改善の要望を受け、今年3月26日以降、熊本市上空から長崎県の島原半島北端上空を通って佐賀空港に向かう経路に変更した。

 航空局の調査によると、昨年4月の到着は272回あり、54・4%に当たる148回が柳川市上空を通過していた。今年は新型コロナウイルスの影響で国際線が運航を見合わせ、国内線も大幅に減便したため、4月の着陸は78回で、このうち柳川市上空を通ったのは悪天候時の2回だけだった。

 市生活環境課は「ルート変更以降、市民の苦情が1件もない。騒音が気にならなくなったという声も聞いている」と話す。国内線の復便の動きや、出水期に増える悪天候時の対応も踏まえ「調査のサンプル数はまだ少ない。国交省からは年平均で5%以下になると説明を受けており、今後も状況を注視したい」としている。

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