大粒の雨が激しく打ち付け白く煙る街=6日午前11時55分ごろ、佐賀市天神

 佐賀県内は6日、梅雨前線の影響で強い雨が降り続いている。佐賀地方気象台は伊万里市、武雄市、鹿島市、嬉野市、太良町に土砂災害警戒情報を出し、土砂災害などへの注意を呼び掛けている。このほか、県内全域に大雨警報、鳥栖市、神埼市、武雄市、白石町、佐賀市、鹿島市、嬉野市、太良町には洪水警報が出ている。

 佐賀市は6日午後2時、避難準備・高齢者等避難開始(レベル3)を発令した。土砂災害が発生する恐れがあることが理由で、警戒区域全域を対象としている。開設した避難所は春日公民館、春日北公民館、川上校区公民館、松梅公民館、富士支所、南部コミュニティセンター、北部コミュニティセンター、北山東部小学校、三瀬保健センター、金立公民館、久保泉公民館。なお佐賀市南部でも降雨が続いており、市消防防災課は「現段階では危険水位に及んでいないが、このまま雨量が増え続ければ沿岸地区に避難勧告(レベル4)を出すこともありうる」と述べた。

 江北町は土砂災害発生の恐れがあるとして、午前9時半に上惣など山間部の15地区に避難準備情報を出した。老人福祉センターと各地区の集会所を避難所として開設した。伊万里市は13カ所、鳥栖市は8カ所、鹿島市は3カ所、基山町も基山町民会館に避難所を開設し、高齢者などに早めの避難を呼び掛けた。県災害情報連絡室によると、正午時点で伊万里市の1世帯1人が自主避難している。

 佐賀地方気象台によると、県内は朝から強い雨に見舞われ、正午までの1時間に佐賀市川副45・5ミリ、佐賀市北山35・5ミリ、佐賀28・0ミリの雨量を観測した。気象台は6日から7日にかけて予想される1時間雨量を、いずれも多いところで50ミリ、7日午前6時までの24時間雨量を250ミリとしており、低い土地の浸水や河川の増水に警戒するよう呼び掛けている。

 JR九州によると、大雨の影響で長崎線の肥前浜―多良駅間の上下線で午前10時2分から運転を見合わせており、鳥栖―肥前浜駅間で遅れが発生している。

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