「たいわ室」を開設した上野一歩さん

 会話によって相手の能力や意欲を引き出す「コーチング」の技術を身に付けた人たちが、小中学生向けのオンライン傾聴ボランティア「たいわ室」を始めた。メンバーの上野一歩さん(38)=佐世保市=は「自粛生活などで抱える不安やストレスを、少しでも小さくするお手伝いをしたい」と話す。

 上野さんは、NPO法人トラストコーチング(東京都)が運営するマザーズコーチングスクールの認定講師。コーチングを子育てや教育に生かしたコミュニケーションスキルを、主に保護者や教育者を対象に教えている。講師は全国に約1000人いるという。

 「たいわ室」は新型コロナウイルス対策で学校が長期休校になり、環境の変化に戸惑う子どもが増えていることを受け、講師の有志9人で企画した。オンライン会議アプリ「Zoom(ズーム)」を使い、子どもと講師が1対1で対話する(保護者が付き添うことも可)。1回の対話は約30分で、月2回まで無料で利用できる。時間帯は毎日午前9時から午後8時まで。

 上野さんは「具体的な相談に乗るのではなく、何気ない会話を通して心を軽くしてもらうことが目的。家族でも先生でも友達でもない、話を聞くことが得意な大人と話して、楽しい時間を過ごしてみませんか」と呼び掛ける。

 申し込み、問い合わせは「たいわ室」のホームページへ。

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